防草シートの効果と使い勝手

防草シートとは、どんな仕組みなのでしょう?

 

防草シートは東レなどの大手企業から中小企業まで、さまざまな化学製造業による製品が市場に流通しています。どのメーカーもオリジナルな工夫をこらし、効果が高く使い勝手のいい製品づくりにはげんでいますが、防草シートの基本的な性格は同じで以下のような特性をもちます。

 

1:高密度のシートで樹木雑草の根張りや新芽の発芽による貫通を防止。2:シートの遮光率を高くもうけて、敷設下の植物の光合成を阻止。3:農薬をつかわず、安全かつ継続的に雑草の繁茂を防止。4:シートは水や空気を通過させるため、敷設下の土壌環境を悪化させない。

 

防草シートには土木用と家庭用がありますが、材質はどちらも同じです。実際に使用するケースには、鉄塔下や歩道の下、墓地の墓石周り、屋上緑化にもちいられるほか、歩道橋などの根域制限用シートとして利用されることもあります。

 

遮光性と高耐久性にすぐれ、素材もほとんどのメーカーがエコロジーな再生繊維を使用している点が、最大の特徴といえるでしょう。土木用は大きく一般家庭では使えるものではありませんが、家庭用はサイズも小さいので誰にでも楽に扱えます。